ブログ トヨタの強み
かんばん方式などの「トヨタ生産方式(TPS)」を体系化した大野耐一氏や鈴村喜久男氏から直接の薫陶を受けた林南八氏(トヨタ自動車顧問)の話を聞く機会を得た。トヨタ生産方式を語った本は数多あるが、トヨタの強さの神髄は上司が部下を不断の改善に駆り立てる鍛錬道場であると言えるのではないか。 この上司にはいい加減な報告はできないと感じさせること。上司自身も現場確認しているし、自分の頭で考えている、そして部下に質問したり、ヒントを与えたりしている。職場自体がこの鍛錬の場となっていることが最大の強みであると感じた。 以下、私が印象に残った林氏の講演の一部を私自身の感想を含めて箇条書きでご紹介したい。 1)TPSとは、原価低減と人材育成の仕組みに他ならない。自分自身(上司)がチャレンジしていますか? 部下にチャレンジさせていますか? 原価低減を目的として、その過程を人材育成に充てている意識は忘れがち。原価低減目標達成ばかりに目が行きがち。 2)滞留を無くしていくと、課題が出てくる。分岐・段取・不安定な工程・物流において、新たな滞留が発生するので、それを解決していく繰り返し。生産現場はモノの滞留を減らす...
